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2005/10/14 18:49 更新


「受話器を持つのがおっくうになる」──プラントロニクスのヘッドセットシステム「Voyager」

プラントロニクスが、Bluetoothワイヤレスヘッドセットシステム「Voyager」シリーズを発表。固定電話の通話中に携帯電話にかかってきた電話を切り替えて取れるのが特徴だ。

 日本プラントロニクスはBluetoothワイヤレスヘッドセットシステム「Voyager」シリーズを発表した。1つのヘッドセットでオフィスの固定電話とBluetooth対応携帯電話の着信の両方に対応できるのが特徴だ。

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 発表会に登場した米Plantronicsアジアパシフィック・ラテンアメリカ地区セールス&マーケティングバイスプレジデントのホセ・ゴンザレス氏(左)と日本プラントロニクスの村田浩志社長(右)


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 Bluetoothワイヤレスヘッドセットシステムの新製品「Voyager」(ボイジャー)

固定電話の通話中に、携帯電話に着信しても対応できる

 Voyagerのフルセットは、「Bluetoothヘッドセット」と充電台も兼ねるBluetooth対応の「ベースユニット」、固定電話に着信があった際に自動で受話器を上げてヘッドセットでの通話を可能にする「ハンドセットリフター」、ACアダプタの4つのユニットで構成される。

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 重さ約17グラムのBluetoothヘッドセット。BluetoothはVer 1.2で、無線LANとの干渉が軽減されているという。ハンズフリープロファイルとヘッドセットプロファイルに対応。連続通話時間は最大約6時間、連続待ち受け時間は約100時間。側面に通話コントロールボタン、上部に音量調整ボタンを備える。左右どちらの耳にも取り付け可能で、ノイズキャンセル機能も装備している


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 ヘッドセット利用時に固定電話の受話器を自動で上げて電話を受ける「ハンドセットリフター」。受話器を持ち上げる高さの調節も可能だ。ヘッドセット接続ポートを備えていない電話でBluetoothヘッドセットを使う際に必要となる


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 Bluetooth対応のベースユニットは、「電話機ごとにまちまちな通話品質を同じ品質に保つ役割を果たす」と説明員。ヘッドセットを充電する機構も備える

 主な特徴は2つ。1つは固定電話とベースユニットを接続し、ハンドセットリフターを取り付けることで、オフィスの固定電話宛てにかかってきた着信をヘッドセットで受けられるようになる点。もう1つは、固定電話あての着信にヘッドセットで対応している最中に、Bluetooth携帯電話に着信した場合でも同じヘッドセットで対応できる点だ。「オフィスの電話を親機に、もう1つのBluetoothデバイスと切り替えられるというイメージ」(プラントロニクスの村田浩志社長)。切り替えは、固定電話を切って携帯に切り替えるだけでなく、“固定電話をいったん保留にして携帯の着信に対応し、また固定電話に戻る”といった使い方にも対応している。切り替えは側面にある通話コントロールボタンを押すだけの簡単操作だ。

 Bluetoothデバイスは最大8台まで認証登録(ペアリング)でき、Bluetooth機能を備えていれば、携帯だけでなくPCやPDAでも固定電話との接続切り替えが可能。PCやPDAの場合は、例えば「Skype」やWebチャットによる通話と固定電話の通話をハンズフリーでシームレスに切り替えて使えることになる。

 「(ヘッドセットに慣れてしまうと)受話器を持つのがおっくうになる」と村田社長。ヘッドセットのニーズが高いコールセンターだけでなく、電話しながらメモを取ったり資料を調べたりすることも多い企業の営業部門などにも幅広く使ってもらえるとVoyagerをアピールした。

 Voyagerシリーズはニーズに合わせた3タイプが用意され、標準価格はフルセットの「510SL」が4万4100円、固定電話用ハンドセットリフターなしの「510S」が3万4650円。ヘッドセット単品の「510」は市場予想価格1万800円。510SLと510Sは、同社の販売代理店を通じて販売し、510は大手家電量販店経由で販売する。

日本に合わせた販売プランも検討

 プラントロニクスは、米国の老舗ヘッドセットメーカーPlantronicsの日本法人として1996年に設立された会社。2004年秋には、改正道交法導入に合わせてコンシューマー市場向け製品の販売も開始した(2004年10月の記事参照)

 Plantronicsアジアパシフィック・ラテンアメリカ地区セールス&マーケティングバイスプレジデントのホセ・ゴンザレス氏は、アジアパシフィック・ラテンアメリカ地区で同社製品の売上げは好調な伸びを見せていると話す。3月期の決算では、日本がオーストラリアに次いで2番目の売上高だったという。

 今後は各地域市場に適した製品を投入するとし、Bluetooth携帯電話の普及が遅れている日本市場では、携帯電話に取り付け可能なBluetoothアダプタの導入も検討しているという。

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 米Plantronicsの社名はエアプレインとエレクトロニクスの造語で、創設者は航空機のパイロットだとホセ・ゴンザレス氏。ヘルメットをかぶり、両手がふさがっていても使いやすいヘッドセットの開発を目指して創設されたという。同社のヘッドセットは、人類初の月面着陸に成功したアームストロング船長の第一声を、地球に届けたことで知られる


[後藤祥子,ITmedia]

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