NEC、RFIDを活用した「接客支援ソリューション」を発売

» 2005年12月01日 19時39分 公開
[ITmedia]

 日本電気は11月30日、RFID(ICタグ)を活用した「接客支援ソリューション」を商品化し、同日より販売活動を開始した。

 顧客が来店した際に、事前に店舗が発行したRFID付きの携帯ストラップや会員カードをリーダ端末にかざすことで、その顧客の来店情報、購入履歴、嗜好などの情報を店員に通知。これにより、顧客の個性に応じた、きめ細かい接客サービスが可能になる(2004年12月3日の記事参照)

 また、「来店したが買わなかった」といった、従来のPOSなどの販売・取引履歴データだけでは把握できなかった、購買前の顧客の行動を収集、分析することが可能になり、店舗経営やプロモーションの質の向上が期待できるという。

 同ソリューションは、接客支援アプリケーション、RFID管理用ミドルウェア「RFIDManager」、RFIDリーダ・タグなどを中核に構成されており、企業・店舗のニーズに応じ、試験的導入用の「スターターキット」「1店舗導入パック」「複数店舗導入パック」という3種にパック化して提供する。価格は順に190万円から、250万円から、1000万円から。

 同ソリューションは、オフィス兼ショールームである「NEC ブロードバンドソリューションセンター」でデモンストレーションが行われるほか、12月7日から同9日まで、東京ビッグサイトで開催される「C&Cユーザフォーラム&iEXPO 2005」に出展される。

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