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» 2006年01月17日 21時15分 公開

災害時などに、航空機で計測した地上情報を3次元地図に加え携帯に送信する技術を開発

建物や道路の被害情報など最新の情報を災害時に航空機で計測し、3次元地図に添付、高度にデータを圧縮して携帯やPDAに送信する技術が開発された。

[ITmedia]

 三菱電機、NTTドコモおよびパスコの3社は1月16日、航空機で計測したリアルタイムの地上情報を3次元地図に加え、携帯電話やPDAなどに送信する技術を開発したことを発表した。

 総務省から3年計画で委託された、「次世代GISの実用化に向けた情報通信技術の研究開発」において開発された技術で、パスコが航空機計測データをリアルタイム伝送可能な圧縮技術を、三菱電機がモバイル端末に表示可能な3次元地図データを圧縮伝送する技術を、NTTドコモがモバイル端末を使って、短時間で経路を把握可能にするガイド情報を自動挿入する方式を開発した。

 1月31日から2月2日までの3日間、東京丸の内地区で、3社が開発した技術の実証実験が行われる。日中に東京周辺で大地震が発生し、徒歩で避難を行うシーンを予想し、被災者に対して、被害状況に応じた歩行経路などの情報を提供することを想定した実験が実施される。

 地震発生後に仮想的に航空機から計測したデータと、発生前の3次元地図との比較から倒壊建物を特定し、安全な避難経路を抽出。データは見やすい3次元地図として構築され、被験者が持つ実験用携帯電話やPDAの通信速度、端末の表示性能に合わせた形式に変換、配信される。実験では、経路案内に沿って実際に利用者に歩いてもらい、表示速度や視認性、操作性などが検証されるという。

 将来的には、災害時の歩行経路案内や、広域設備の巡回点検業務などへの実用化を目指すとする。

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