インタースコープは2月23日、携帯電話のナンバーポータビリティの認知状況、およびキャリア変更に対する影響度についての調査結果を発表した。同社モニター会員のうち、20代から50代の携帯電話利用者を対象に、本年1月に実施したアンケート結果をまとめたもの。有効回答数は743名。
同調査によれば、ナンバーポータビリティについて、「実施される時期まで知っていた」と回答したのは29パーセント、「時期までは知らなかったが、制度自体は知っていた」が65パーセントとなっており、9割以上がナンバーポータビリティを認知していることが分かった。
また、ナンバーポータビリティについての説明前と説明後のキャリア変更意向を比較すると、説明前の変更意向が14パーセント、説明後の変更意向が16パーセントとなり、キャリア変更への影響は少ないものと考えられている。
キャリア変更意向は、現在の利用キャリアへの満足度と関係が深く、利用者の満足度が高いauは変更意向が少ないのに対して、料金に関する満足度の低いドコモユーザーと、「サービスや機能」と「機種のデザインや種類」の満足度が低いボーダフォンユーザーは、変更意向が高かったという。
特に「機種のデザインや種類」に魅力を感じているauへの変更意向が高く、意向がキャリア変更にすべて反映された場合、今回の調査結果範囲内のシェアでは、auは8ポイント増加、ドコモとボーダフォンは3〜4ポイント減少すると予想されている。
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