ドワンゴは2月24日、エイベックス・グループ・ホールディングスと資本・業務提携すると発表した。エイベックスはドワンゴが実施する第三者割当増資を引き受け、筆頭株主になる。ドワンゴが持つサイト運営ノウハウとエイベックスのコンテンツを組み合わせ、携帯向けコンテンツサービス分野で事業を拡大する。
ドワンゴが3月15日払い込みで行う総額102億4610万4400円の第三者割当増資をエイベックスが引き受ける。増資後、エイベックスの保有比率は20.30%となり、ドワンゴはエイベックスの持ち分法適用会社になる。
業務提携は、(1)サービスの共同利用・連携と会員・顧客の相互乗り入れ、(2)バックエンド機能の共通化・効率化と共同開発、(3)新サービスの共同開発──が中心。サービスの共同利用では、ドワンゴが培ったサイトの特集企画力や運用・技術力と、人気アーティストを多く抱えるエイベックスグループの編集力を組み合わせ、共同企画によるサイト編集やコンテンツの共同獲得などを図っていく。将来は統合サイト構築も視野に入れる。
新サービス開発では、モバイルの特性をいかしたSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)や検索サービスなどのポータル機能や、ポータルと連携したECサービス、携帯向けコンテンツストリーミング配信などを検討する。アーティスト、クリエイターを発掘する参加型サービスなども開発していく。
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