「AI需要の拡大を背景に、成長がさらに加速している」「前年度1年間で上げた売り上げが、第2四半期だけで上がってきた」――半導体メモリ大手のキオクシアホールディングス(HD)の河村芳彦氏(副社長執行役員)は、2027年3月期第2四半期(7〜9月)の決算説明会でこう述べた。
第2四半期の業績については「売上収益は過去最高ですね」「純利益も過去最高であります」と説明し「過去最高」という言葉を連呼。売上収益は約2兆4800億円(前年同期比453.2%増)、純利益は約1兆3486億円(同3136.8%増)で、直近3カ月で2026年3月通期業績を上回った。
「ハイライトは、売上収益、営業利益など全て、2025年度の12カ月で計上した1年分を、7〜9月の3カ月で上回っている点だ。収益力が非常に高まっている」(河村氏)
第1四半期(4〜6月)の業績も軒並み過去最高だった。中間決算(4〜9月)では、売上収益が約4兆2471億円、純利益は2兆1978億円だった。第3四半期(10〜12月)は、売上収益が2兆5000億円、純利益が1兆3650億円を見込んでいる。
フリーキャッシュフローから一時的な支出や収入を除いたコアフリーキャッシュフローは、1兆4380億円で過去最高に達した。その結果、資本効率が高まっておりROIC(投下資本利益率)は102%で、河村氏は「この世界では例を見ないような数字になっている」と評価した。
9月末現金残高は1兆3973億円で、河村氏は成長投資を最優先にするとし、その上で余剰キャッシュを全て株主還元に回すと説明。8月に実施した自社株買いの費用8000億円に加え、下期にかけて中間配当を実施すると発表した。上場以来初の配当で、480億円分、1株当たり30円を分配する。
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