VK Mobileは4月5日〜7日(現地時間)に米国で開催された携帯無線関連技術の見本市「CTIA Wireless 2006」に参加。 VK Mobileは、米国のInfonixという企業を通じて北米や中南米市場に端末を供給しているため、Infonixとの共同出展となった。ここで様々な機種を展示し、世界へ向けて存在をアピールした。
北・中南米市場に向けた主力端末は「VK200」だ。大きさは幅48×高さ110×厚さ11ミリとコンパクトながら、MP3プレーヤー、30万画素カメラなどを搭載している。またUSB対応なので、PCさえあればどこでも充電が可能だ。
VK MobileではCTIA Wireless 2006への参加と同時に、モバイルVoIPソリューションの相互運用化を目指す組織であるMobileIGNITE(Mobile Integrated Go-To-Market Network IP Telephony Experience)へも加入。Wi-Fi対応携帯などをはじめとした次世代製品の開発にも乗り出すと発表した。「ビッグ3」には及ばないものの、攻撃的なマーケティングで知名度を上げるVK Mobileの挑戦は続いている。
韓国内では既に3000人を対象に試験サービスが行われているWiBro(無線ブロードバンドインターネット接続)だが、これが米国でも商用化される。韓Samsungは米国ミシガン州の通信社Arialinkと提携し、WiBroの技術をベースにモバイルWiMAXの商用サービスを行う契約をした。
ArialinkのモバイルWiMAXは2.5GHz帯を利用する。韓SamsungがArialinkにモバイルWiMAX向けの設備を提供し、今年下半期には試験サービスを実施。来年上半期にはミシガン州マスキーガン市で商用サービスを開始する予定だ。
また、韓Samsungは米国版「ツーカーS」ともいえる、シルバー向けの携帯「SPH-A100」を、キャリアのGreat Call用に販売すると発表している。
SPH-A100の主要なボタンはたった3つ。「OPERATOR」ボタンを押すとオペレーター(交換手)につながり、かけたい電話番号につないでくれる。2番目の「TOW」ボタンは、いわゆる短縮キーだ。自宅や家族などの電話番号を登録しておけば、ボタンを押すだけで通話が可能になる。一番下の「911」ボタンは、日本で言う「119」番を意味し、緊急時でもボタン1つで救助を求められるようになっている。
また端末を開くだけで、登録してある電話番号と名前が画面上に出てくるので、これを上下キーで選択し通話(YES)キーを押すだけで通話ができるなど、操作も簡単になっている。電話番号を登録することすら苦手なお年寄り向けに、登録作業自体もオペレーターを通じて行える、いたれりつくせりの携帯電話とそのサービスになっている。
プログラマーを経た後、雑誌、ネットなどでITを中心に執筆するライターに転身。現在、韓国はソウルにて活動中で、韓国に関する記事も多々。IT以外にも経済や女性誌関連記事も執筆するほか翻訳も行っている。
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