富士写真フイルムが提供している携帯サイト向けの画像変換ASPサービス「Keitai Picture」が、ボーダフォンの「904SH」やウィルコムの「W-ZERO3」に搭載されているVGA液晶に正式対応した。
VGAサイズ(640×480ピクセル)のディスプレイを搭載した端末では、QVGAサイズ(320×240ピクセル)の画像をそのまま表示すると、約4分の1の大きさになってしまう。画像が極端に小さくなるため、商品写真などを掲載しているECサイトなどでは、今後増える可能性があるVGA液晶搭載端末への対応が必要になる。しかし、サイト上のすべての画像をVGA対応に作り替えるには手間と時間がかかる。
そこでKeitai Pictureでは、QVGAディスプレイ搭載端末向けの画像を、独自の拡大アルゴリズムを用いて最適なVGA画像に変換する機能を用意した。この機能は追加料金なしで利用できる。また、VGA用に最適化した画像を用意すれば、より高画質な画像を生成・配信することも可能だ。
左がボーダフォンの905SH(240×400ピクセル)、右が904SH(480×640ピクセル)で、各端末で同じサンプルページを表示した様子。解像度の違う2機種でほぼ同じ大きさの画像が表示されているのが分かる
- 「Keitai Picture」が画像合成に対応
「画像のコピーライト表示をはっきり読みとれる文字で表記したい」「ECサイトの商品に、“完売”“NEW!”などの画像を重ねたい」──。そんなニーズに応える画像変換ASPサービスが始まる。任意の画像を合成し、機種ごとに最適な画像を配信できる
- 「Keitai Picture」に使い放題のライセンスタイプ登場
KDDIに続き、ドコモがパケット定額制を導入することで、コンテンツへのアクセス急増が想定される。影響が大きいと想定される画像を使った携帯向けコンテンツプロバイダ向けに、富士写真フイルムは利用料金が一定額の画像変換サービスを提供する。
- 富士写、Keitai Picture技術を応用した家庭用画像サーバ
富士写真フイルムは、デジカメ画像などをアルバム化し、携帯電話から簡単にアクセスできる家庭用サーバ製品「Keitai Picture Compact BOX」を参考出展した。画像変換ASPサービス「Keitai Picture」の技術が使われている。
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