インフォプラントは6月5日、携帯電話向けのインターネットコンテンツの利用状況に関する調査結果を発表した。対象はインターネット対応の携帯電話を所有している、15歳から19歳のインターネットユーザー男女各150名、合計300名。
ケータイコンテンツの利用頻度は、男性の4割弱、女性の4割半ばが「ほぼ毎日」と回答。「週4、5日」「週2、3日」「週1日」はいずれも、1割強から1割半ばだったという。なお、「ケータイコンテンツは利用しない」と答えたのは男性の1割強と女性の4パーセントで、全体では1割弱となった。
「ケータイコンテンツは利用しない」人以外の回答者に、「もっとも頻繁に利用するケータイコンテンツのサイト名」を自由回答で聞いたところ、「いろメロ」「ゴルゴンゾーラ」「mixi」「TSUTAYA online」「乗換案内」など、複数の回答が得られた。「利用料の1か月あたり総額」は「300円」が2割半ばで最多となったが、3割半ばは「有料コンテンツは利用しない」と回答している。なお、利用するのが多いシーンについては、男性の3割半ばと女性の5割半ばが「就寝前」と回答し、1位となった。
ケータイコンテンツを利用している9割強の回答者に、「ケータイコンテンツにアクセスすることが多い方法」を聞いたところ、7割強が「ブックマーク登録から」と回答し1位。次いで4割強が「iメニュー、EZトップメニュー、メニューリスト(Vodafone live!)から」、2割強が「マイメニュー登録から」と回答した。
「利用することが多いケータイコンテンツのジャンル」は、男女ともに「着メロ」が1位で、その割合は男性の5割弱、女性の5割半ば、全体で5割強となった。2位は男性が「ゲーム」、女性が「着うた・着うたフル」となっており、全体としては「天気予報」や「待受画面」も5位以内に入った(2005年7月4日の記事参照)。なお、「1年前の同時期と比べて、利用することの増えたケータイコンテンツのジャンル」は、「着うた・着うたフル」がトップ。
携帯電話のパケット定額サービスを「利用している」のは、10代全体としては5割。年代が上がるほど「利用している」割合は減る傾向で、10代の利用率が最も高い。パケット定額サービスを「利用している」5割の回答者に聞いたところ、同サービスを利用する前と比べて、8割弱が携帯電話向けのインターネットコンテンツを利用する機会が「増えた」と回答している。
なお、パケット定額サービスを利用する前と比べて、携帯電話の1か月の支払額は「増えた」が4割弱、「変わらない」が3割強、「減った」が3割弱。男女別では、支払額が「変わらない」のは男性が4割、女性が2割強だが、「減った」のは男性が2割強、女性が4割弱となっている。
「今後、利用する機会の増えると思うケータイコンテンツのジャンル」については、全体で3割半ば、特に女性では4割弱が「着うた・着うたフル」と回答したことが牽引した結果、他の年代よりも10ポイント以上、高い割合となっている。2位は「着メロ」の2割、3位は「交通」の1割半ば、次いで「ブログ・SNS」「ゲーム」が各1割強の順だった。
携帯電話の電話会社は「NTTドコモ」は4割半ば、「au」は4割弱、「ボーダフォン」は2割弱。他の年代と比較して、10代では「au」の割合が全年代中1位であることが特徴的だったという。「携帯電話の1か月の支払い額平均」については、「5000円」が2割強でもっとも多く、「4000円」と「8000円」が各1割半ば、「6000円」と「3000円以下」が各1割強となっている。
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