ノキア・ジャパンは6月7日、同社のビジネス携帯「E60」「E61」について、SIMロックフリーのスタンダード・バージョン(日本語版)を提供すると発表した。今年の秋以降をめどに自社ブランドとして提供する予定で、価格はオープンプライス(ワールドワイドにおける価格の目安は350〜450ユーロ)。端末の流通ルートについては現在検討中というに留めた。
SIMロックフリー版は、W-CDMA 2100(3GPP Release 99)/GSMに対応したUSIMカードであれば、キャリアを問わず利用できるのが特徴。日本ではW-CDMAを採用しているNTTドコモとボーダフォンのネットワークで利用できるという。
E60、E61は、Nokiaが企業ユーザー向け端末として開発したEseriesの3G端末。W-CDMAやGSMに対応するほか、IEEE 802.11g/e/i準拠の無線LAN機能を備える。POP3、IMAP4、SMTP、IMAP IDLE対応の電子メールソフトやVoIP用クライアントソフト、フルブラウザをプリセットするなど、企業導入に最適化されている。
ノキアはE60、E61シリーズの投入で、ビジネスモバイル分野のEメール利用や構内無線のリプレースを促進したい考え。関連するITインテグレーターとの協業も行うとし、沖電気工業や日本アバイア、NEC、日立製作所、富士通、Vistoと協業に向けた話し合いを進めているという。
なおE60、E61については、ボーダフォンも今年の秋以降にリリースするとしており、日本市場には2種類のE60、E61が登場することになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング