ノキア・ジャパンは12月8日、SIMロックフリーでNTTドコモ、ソフトバンクモバイルのどちらのW-CDMAネットワークでも利用可能なビジネス携帯「E61」スタンダード・バージョン(日本語版)の販売を、2006年12月中に開始すると発表した。同社は2006年6月にスタンダード・バージョンを自社ブランドで提供することを明らかにしていた(6月7日の記事参照)。
E61は、QWERTYキーボードを備えたコンパクトな端末で、Nokiaが企業ユーザー向けに開発したEseriesに属する製品。GSMのクアッドバンド(850/900/1800/1900MHz)と W-CDMAに対応しており、日本ではNTTドコモやソフトバンクのW-CDMA対応SIMを、海外ではGSMやW-CDMAのSIMカードを差して利用できる。なおドコモのiモードやソフトバンクのYahoo!ケータイサービスには対応せず、パケット定額プランが適用されない点には注意が必要だ。
またIEEE 802.11g/e/i準拠の無線LAN機能を搭載し、POP3、IMAP4、SMTP、IMAP IDLE対応の電子メールソフトやVoIP用クライアントソフト、フルブラウザをプリインストールする。カメラは搭載していない。
「BlackBerry Connect」や「インテリシンクモバイルスウィート」といった企業向けのプッシュ型Eメール・ソリューションを利用でき、スケジュールや連絡先の同期もできるほか、「Exchange ActiveSync」 で「Exchange Server」との同期も可能。「Avaya one-X Mobile Edition 4.1」「ユニファイドコミュニケーションシステム」を利用した高度な音声通話やSIPサーバと連携しIP電話としても利用できるなど、企業導入に最適化されている。
企業向けには代理店の兼松コミュニケーションズおよびダイワボウ情報システムが販売する。また国内のNokia store(東京駅八重洲地下街、成田第一、成田第二)やNokia @O-parts lifestyle shop、ノキア・オンラインショップなどで一般向けにも販売される。価格はオープン価格となっているが、ノキア・オンラインショップの価格は5万7540円。
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