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» 2007年02月16日 17時49分 公開

携帯電話や音楽、オフィス分野を攻める──GNネットコムのBluetoothヘッドセット戦略

JabraブランドのBluetoothヘッドセットを提供するGNネットコムが、2007年のフォーカス分野と新製品について説明。オフィス利用や携帯、音楽での利用を成長分野と位置付け、日本市場のニーズに最適化した製品をリリースする。

[後藤祥子,ITmedia]
Photo GNネットコムの若林保司社長。「これから20種類以上の製品を次から次へと出す」(若林氏)

 JabraブランドのBluetoothヘッドセットを開発/販売するGNネットコムが、2007年の取り組みに関する説明会を実施した。コンシューマー向け製品は携帯電話や音楽関連に注力するとし、今後リリースする新製品も披露した。

 GNネットコムは2006年、コンシューマー向け製品として、ヤコブ・ヤンセンがデザインを手がけた「JX10」、33種の着せ替えカバーが付属する「BT160」、通話時には片耳に、音楽再生時には両耳に装着できる「BT8010」、ステレオヘッドセット「BT620s」などのBluetooth対応製品をリリース。日本ではBluetoothを搭載した携帯のラインアップがなかなか増えないことから、平型コネクタ対応のBluetoothアダプタを開発し、製品に同梱して販売するなどの施策を行っている。

Photo 33種の着せ替えカバーが付属する「BT160」(左)とヤコブ・ヤンセンがデザインを手がけた「JX10」(右)
Photo 用途に合わせて片耳、両耳で使える「BT8010」

モバイル市場は“携帯電話”と“音楽”がキーポイント

 GNネットコムの若林保司社長は、国内外のヘッドセット市場の動向をコンタクトセンター市場、オフィス市場、モバイル市場の3つに分けて説明した。

Photo ヘッドセット市場の規模とその推移

 コンタクトセンター市場はブラジル、ロシア、インド、中国のBRICs諸国が軒並み対前年比2倍の成長を遂げ、日本市場も対前年比109%の成長が見られるなど、堅調に推移しているという。

 オフィス市場は、「今後3カ年で急激に変わる、これからの市場」(若林氏)と同社が注目する分野。先進国のワイヤレス需要が2倍以上の急成長を遂げており、「日本の労働人口を6000万人と見た場合、ホワイトカラーは約2000万人(労働白書調べ)。うち10%が1万円のBluetoothヘッドセットを導入したと仮定すると、相当の市場規模になる」(同)と期待を寄せる。同社はオフィス向けの新製品として、近日中にも固定/携帯のいずれの着信も1つのBluetoothヘッドセットで対応可能にするパッケージ製品「Jabra JX10+BTH」を投入する予定だ。

Photo 近日発売予定の「Jabra JX10+BTH」(左)と、ワイヤレスエントリーモデルとして販売中の「Jabra T5330」(右)

 モバイル市場は、世界各国でBluetooth携帯電話の普及が進んでいることから、ワイヤレスヘッドセット市場も年々150%の成長を見せているという。日本のモバイル市場は携帯電話や音楽関連の市場がキーポイントになるとし、携帯電話メーカーや携帯キャリア、ポータブルオーディオプレーヤーメーカーとの連携を強化する考えだ。「某オペレーター(通信キャリア)に製品をOEM供給することも決まっており、引き続きこの分野での連携を推進する」(若林氏)

 コンシューマー向けには、ワイヤレス製品以外の音楽関連製品も投入する計画。近日中にも、周囲の雑音の92%をカットするノイズキャンセル機能を備えた有線ヘッドフォンの「C820S」や、2006年に提携した米スピーカー開発メーカー大手、クリプシュ・オーディオ・テクノロジーズと共同開発したユニバーサルコネクティビティ対応のスピーカー「Jabra S5010」をリリースする予定だ。

Photo 携帯電話やポータブルオーディオプレーヤーに有線接続して使うウーファー/ツイーター対応スピーカー

Photo ノイズキャンセル機能をオンにすると、周囲の雑音の92%がカットされるヘッドフォン「C820s」

 GNネットコムは2006年、コンシューマー向けヘッドセットの開発/販売を行う「GN Mobile」と業務用ヘッドセットの開発/販売を手がけるGN Netcomを統合し、両方の製品ラインをクロスセリングできる体制を整えた。2007年には、オフィス分野で製品を幅広く展開するため、アバイアやシスコシステムズなどのアライアンスパートナーとの連携を図るとともに、日本市場に最適化した製品開発を目指してパーツやアクセサリー関連のテクニカルパートナーと協力するとしている。

 2007年の売り上げ目標は、オフィス/コンタクトセンター市場で10億円(2006年は5億強)、モバイル分野で5億円(2006年は約3億)の15億円を目指す。また市場シェアについてはワールドワイドで30%のシェアを持つことから、「日本でも30%のシェアを取っていきたい」(若林社長)とした。

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