2005年11月に1.7GHz帯を用いた携帯電話事業の免許を受けた(2005年11月の記事参照)イー・モバイルの携帯電話サービス「EMモバイルブロードバンド」の詳細が明らかになった(2月19日の記事参照)。
3月31日から携帯電話事業をスタートし、全サービスエリアで下り3.6Mbps、上り384kbpsのHSDPAサービス「EMモバイルブロードバンド」を提供。携帯キャリアとして初めて、PCからの利用も含めたデータ通信の月額定額制を展開する。
サービス開始当初のサービスエリアは東京23区、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市(名古屋市、京都市、大阪市付近の一部地域も含む)で、2007年6月末までに関東地域は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の国道16号線圏内をカバー。関西地域も兵庫県神戸市および大阪府の大阪市近郊都市の一部をサービスエリアとする予定だ。
対応端末としては、NECインフロンティア製のデータカード「D01NE」と、シャープ製のWindows Mobile 5.0搭載端末「EM・ONE」(記事1、記事2参照)を発表した。EM・ONEはメインディスプレイにワイドVGA(800×480ピクセル)表示のタッチパネル対応4.1インチASV液晶を採用。ボディはタテ・ヨコ2方向に開閉するデュアルスライド構造で、QWERTYキーボードを引き出した「インプットスタイル」と、ポインティングディバイスのみを引き出した「コントロールスタイル」という2つのスタイルを用意する。
来るべき日を迎えたイー・モバイルの代表取締役会長兼CEOの千本倖生氏は「世界初の、定額制による高速な携帯ブロードバンド接続を実現する。イー・アクセスで固定通信のブロードバンドに革命を起こしたように、イー・モバイルでケータイのブロードバンドにも革命を起こす」と話した(2月20日の記事参照)。
陸上自衛隊とNTT東日本、NTTドコモは、災害発生時の通信手段確保を目的とする共同訓練を実施した(2月22日の記事参照)。
朝霞訓練場で行われた訓練は、大型ヘリコプターなどを使用した大がかりなもので、陸上自衛隊東部方面隊から約60名、NTT東日本から約30名、NTTドコモから約10名が参加。東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3クラスの首都直下型地震が起き、渋谷区代々木公園が避難所に指定されたケースを想定した本訓練では、建物の倒壊などにより避難所への道路が使えず、携帯基地局への給電もストップしているという状況下で、ヘリコプターで災害対策機器を輸送し特設公衆電話の設置や、基地局へ給電することを目的とした。
訓練には、災害時の臨時回線作成や特設公衆電話の設置が行える移動局「災害対策用ポータブル衛星通信」や、コンサートや大規模見本市といったイベントにも利用される移動無線基地局車「P-BTS」が登場。このほか災害対策用の速報システム、モバイル情報共有システムも展示された。
ソフトバンクモバイルは、2003年10月に受け付けを停止したデジタルツーカーやデジタルホン、J-フォン時代の料金プランの一部を、2007年3月度の利用分をもって終了する(2月23日の記事参照)。
対象となる料金プランは「ついtel話630」「しゃべろーパックもっともっと(3)」「とくとくデイコール」「スーパーハイコール」「スーパーハイコールオール20」「レイトナイトパック」「トークパックVIP」「デイタイムプラン」「Jワイド1500」で、ほかの料金プランへの変更の申し出がなかったユーザーは、2007年4月度の利用分から、ソフトバンクが推奨する料金プランに自動的に変更される。
対象料金プランを利用中のユーザーには、利用中の料金プランが終了することと、4月度より適用される料金プランの詳細をダイレクトメールなどで告知していくという。
KDDIは、携帯を落とした時に位置情報を元にPCから探せる「ケータイ探せて安心サービス」と、auお客様センターなどへの電話で端末をロックできる「安心ロックサービス」の2つの新サービスを提供する(2月22日の記事参照)。どちらもサービス開始は4月5日からで、月額利用料金は無料(ケータイ探せて安心サービスは検索1回ごとに315円)。
ケータイ探せて安心サービスは、なくした携帯をPCから捜索できるサービス。あらかじめ利用している端末に専用アプリをダウンロードし、設定しておくことで利用可能だ。PCからの検索中は、マナーモードに設定していても端末からお知らせ音が鳴動するため、部屋の中などで紛失した場合でも見つけやすい。
安心ロックサービスは、携帯紛失時にMyKDDIかauお客様センターに電話することで遠隔ロックをかけられるサービス。事前に設定を行っていない場合でもロックをかけられるため、突然の紛失時にも端末内の情報漏洩を回避でき、あらかじめ端末側の設定を行えば、ロックがかかると同時にアドレス帳データを削除できる。
ビットワレットは、ネット上の通販サイトからEdy/Mobile Edyで支払いができる商品を検索できるPC向けサイト「Edy ショッピングサーチ〜ネットで買える商品検索〜」をオープンした(2月19日の記事参照)。
Edyショッピングサーチは、欲しい商品のキーワードやカテゴリを指定するだけで、各通販サイトを横断して検索できるのが特徴。検索結果の商品がEdyによる支払いに対応していれば、FeliCaポート搭載PCや、PaSoRiによるEdy決済で支払うことができる。またMobile Edyによる支払いに対応していれば、おサイフケータイの通信機能を利用して支払いが可能だ。
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