だからこそ、2回目の起業では、より多くの人の人生に身近に感じられる事業、誰かにダイレクトに役に立つ事業にフォーカスしたのかもしれない。
1回目の起業はマーケティングが主力事業だった。顧客から求められることからのスタート。とにかく相手の期待を超え続けることに挑戦していた。すなわちそれは、自分への挑戦だったのかもしれない。自分がどこまでやれるのか、1つクリアして、また1つ登る。どんどん目標を高く設定して前よりもいっそう高い山に登って、違う景色を見ようという挑戦だった。
それが周囲を幸せにすることだと疑いはなかった。社員を幸せにしたい、社会を進化させたい、愛される会社でいたいという思いは、誰よりも強かった。でも、もしかしたら高く登りすぎたのかもしれない。登ることが最優先になってしまい、リアルな現実が見えなくなってしまったのかもしれない。
だから今回はリアルに感じられるものに挑戦している。世の中の女性が皆笑顔で過ごせる社会、子どもの笑顔が溢れる社会にしたいと。
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