大手コーヒーチェーン「ドトールコーヒーショップ」などを運営するドトール・日レスホールディングスが4月14日に発表した2016年2月期の連結決算は、売上高が前年同期比4.0%増の1247億9600万円、営業利益は同1.4%減の94億6600万円だった。新規業態の立ち上げなどで売り上げを伸ばした一方、円安によるコーヒー豆などの原材料価格の高騰や人件費の増加が利益に響いた。
投資有価証券の売却などによる特別利益を計上したため、最終利益は同4.5%増の54億5600万円となった。
ドトールコーヒーショップや「エクセルシオール」などを展開するドトールコーヒーグループは、売上高が773億9500万円(前年同期比2.9%増)だった。新規出店や新商品開発を強化したほか、卸売事業でドリップコーヒーなどの販路拡大を図った。セグメント利益は原材料価格の高騰が影響し、38億9200万円(同13.9%減)と大きく落とした。
パスタ専門店「洋麺屋五右衛門」や喫茶店「星乃珈琲店」などの日本レストランシステムグループは、売上高が396億3900万円(同7.0%増)、セグメント利益が50億4900万円(同4.0%増)となった。地方主要都市に星乃珈琲店と洋麺屋五右衛門を併設する店舗を相次いで新規出店した効果などが出た。
2017年2月期の連結業績は、売上高1280億円(同2.6%増)、営業利益104億7400万円(同10.7%増)、経常利益105億1100万円(同10.7%増)、当期純利益56億5800万円(同3.7%増)を見込む。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング