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» 2016年04月21日 07時40分 公開

入社先企業への満足度85%超:「会社選び」と「恋人選び」における本当の満足感 (2/3)

[増沢隆太,INSIGHT NOW!]
INSIGHT NOW!

モチベーションのピークは内定獲得時

 私は内定報告に来た学生には必ず言いますが、会社へのモチベーションは内定を得た瞬間がピークであり、その時以後は下がることはあってもそれ以上に上がることはないという不吉な予言をします。

 これは皮肉を言っているのではありません。心理学におけるモチベーション理論では、満たされなければ不満に感じるが、満たされたことでは満足につながらないものを衛生要因と呼びます。内定が取れなければ不安で不満に思うのは当然で、しかしそれが獲得できた後は、内定は織り込まれていき、いつしか「あって当然のもの」と感じるようになるのは、人間の健康な心理です。

 内定獲得から時間が経てば、さまざまな煩悩が惹起されていきます。「他社だったらもっと初任給が良かった」「ネット書込みでは内定先の悪い評判があった」「もっとがんばればもっと『良い会社』に入れたはず」……といった想像や誘惑に心を乱されるのです。この誘惑は入社した後でも起こります。だから内定ブルーの学生だけでなく、社会人もキャリアカウンセリングに訪れるのです。

運命の出会い

 キャリア決定は結婚や恋人選びと似ているといわれます。人生の一大事だし、自分1人の感情や理由だけで決めることが出来ない。何より「相手」の意思と自分の意思が合致しなければ成り立たないなど、確かに両者には共通点がたくさんあります。

 では、配偶者や恋人に100%満足している人はいるのでしょうか? 恐らくほとんどの方は100%疑いなく、ご自分の奥さんや旦那さん、彼氏彼女に満足しているに決まってますが、世の中にはそうでもないという人は、少なくとも私の周囲の実地調査では存在しています。

 それが良いか悪いか、本当かウソかはともかく、相手へのモチベーションのピークを永遠に維持し続けることは相当難しく、上がったり下がったりを繰り返し、時間の経過とともにお互いに納得を深め、理解が進み、さらにより良い関係性になっていくのが理想と思います。

 そして世の中のすべての人がこうしたお付き合いをしているとは限らないという現実もあります。要は自分が好きか嫌いかでしょう。その判断に周囲の友人やら家族の意見より、ご自分の気持ちこそが最も重要なはずです。

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