増沢隆太(ますざわ・りゅうた)
RMロンドンパートナーズ(株式会社RML慶文堂)代表取締役。東京工業大学特任教授、コミュニケーション戦略家。人事コンサルタント兼大学キャリア教官兼心理カウンセラーで、東工大大学院では「コミュニケーション演習」の授業を行っているほか、企業では人材にも「戦略性」を重視する功利主義的アクティビティを提唱している。
会社員であれば、誰しも一度は転職を考えたことがあるはず。既に転職を何度かしている人も、今や珍しくありません。私自身の場合、転職や会社を辞める、ということが頭を過ぎあ場合、その最も大きな要因は給与・収入でした。例えば役職や昇進/昇格に不満がある場合であっても、(あり得ない例ですが……)例えばヒラでも部長並みに給与が得られたらどうでしょう?
職務内容への不満なども含め、かなりの不満は「お金」で解決できることは多いのでは、と思います。そのくらい大切なお金、つまり給与ですが、例えば求人票では「年収650〜800万」と書かれていたので応募し、採用が決まったものの、雇用条件として提示された額は600万円だった、というような例もあります。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
企業にダマされた! 最初からウソの給与レンジを出していた! と怒る方もいるでしょうが、実は必ずしもダマすワケではないことも多いのです。1人の採用であっても、そこに何十人、下手すれば100人超える応募があることもあります。
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