このように、空き家を維持するには目に見えない費用や税金が掛かります。また、ご近所とのトラブルにも発展しかねません。さらには、家屋の倒壊などで他人にけがでも負わせる状況になれば、裁判費用までも掛かる可能性もあります。
資産価値が低下した段階で家を取り壊すと、土地の売却価格よりも解体費用のほうが高くついたという話もよく聞きます。理由はさまざまで、家族の思い出がたくさん詰まった実家を取り壊したくないという人もいれば、面倒な問題にはふたをして放置している人もいます。
しかし、どのような状況であろうと、空き家を放置するのは「百害あって一利なし」です。実家などは空き家になる前から、「誰に相続してもらうのか」「相続した後の有効活用、または処分をどうするのか」など、これらの問題は早いうちから専門家も交えて、家族全員できちんと話し合っておくべきです。
空き家対策法の次は「空き地・空き部屋問題」の対策が必須
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空き家になった実家――それは資産? 負債?
10軒に1軒以上が「空き家」──空き家率の上昇は、いいこと? 悪いこと?copyright (c) "money no tatsujin" All rights reserved.
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