「仕事はきついし、労働時間は長いし、給料は安いし……」といった理由で、転職を考えたことがある人も多いのでは。実際のところ、ビジネスパーソンはどの会社に転職したいと考えているのだろうか。
20〜30代のビジネスパーソンに聞いたところ、1位は「グーグル」であることが、インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA」の調査で分かった。2位は「トヨタ自動車」、3位は「ソニー」という結果に。2015年に行った調査で、「トヨタ自動車」にトップの座を譲った「グーグル」が1位に返り咲いた。
「グーグル」と答えた人に、その理由を聞いたところ「専門性やスキルを高められそう」「ワークライフバランスの実現ができそう」「働く環境・設備がよさそう」といった声が目立った。「同社の『働き方』やそれを可能にする環境に魅力を感じたことが、2年ぶりの1位につながったようだ」(DODA)
4位は「全日本空輸(ANA)」、以下「Apple Japan」「楽天」「本田技研工業(Honda)」「資生堂」「パナソニック」「電通」と続いた。カフェテリアや託児所などの施設を充実させた新本社への移転がニュースになった「楽天」が6位(前回11位)、「ワークライフバランスの実現ができそう」という意見が多い「資生堂」も8位(同9位)と順位を上げた。
このほか、2017年度から1日の所定労働時間を20分短縮すると発表した「味の素」は26位(同42位)、朝型勤務へのシフトを導入する「伊藤忠商事」が28位(同36位)、経営陣が力強く推進する「働き方改革」が注目を集めた「カルビー」が42位(同78位)など、いずれも社員の「働き方」について企業が発信している共通点がある。「女性の活躍を推進しようとする機運も後押しし、ソフト、ハードの両面で社員がより働きやすい環境整備に取り組む企業への人気が高まっている」(DODA)
インターネットを使った調査で、22〜39歳のビジネスパーソン5163人が回答した。調査期間は3月19日から24日まで。
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