ただ、「水素水」が市場から駆逐されないと考えるのにはもうひとつ別の理由がある。藤原紀香さんがかなりハマっているからだ。
は? なに言っちゃってんのと思うかもしれないが、実はそういう「ジンクス」があるのだ。
「水素水」や「酸素カプセル」を見れば分かるように、紀香さんがこれまでハマってきたものというのは、ぶっちゃけ見る人が見れば、「いかがわしいなあ」と感じるビミョーなモノが多い。が、そのような批判の声があふれる中で、なんやかんやで市場が拡大し、いつの間にやら定着しているケースが多いのだ。
例えば、いまから13年前、「水素水」にハマる前に紀香さんは別の「水」に心を奪われており、インタビューでこのように語っている。
Q 美容や健康のためにどんなことをしているんですか。
A 生活が不規則だったりストレスがたまったりすると体が酸性になっちゃうというので、アルカリ性に保つためにカルシウムイオン水というものを飲んでいます。むくみがなくなって、食べ物の味にも敏感になるんです。健康グッズも好きで、ドライブをしていてそういう店があるとすぐ入っちゃう。最近は、いぼいぼのいっぱいついた新しい健康サンダルを買いました。(2003年6月5日読売新聞)
水を飲んでも身体がアルカリ性にならねーよ、という否定派の声が聞こえてきそうだが、「カルシウムイオン水」はアルカリイオン水とともに、いまも一部の健康志向の人たちから支持されており、最近では2011年に、中国化薬という広島の火薬類製造メーカーが、広島産カキの殻を原料とした「高濃度カルシウムイオン水」の製造・販売に踏み切って、事業を拡大されている。
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