サンダーバード国際経営大学院卒業(MBA取得)。外資系大手経営コンサルティングファーム、外資系大手IT企業、ベンチャー企業での事業立ち上げを経て、株式会社アウトブレイン社を創業。現在はロジックと感情を融合した思考法を活用し、事業アイデアの立案・戦略策定・業務改善コンサルティング、問題解決手法の教育プログラムを開発・提供している。ブログ「Knowledge Bridge (知見を繋ぐ・感情を伝える〜)」
「既にプロジェクト化したものに対して、支援をして欲しい」という場合、顧客(クライアント)から期待されていることは、比較的明確です。
- 新サービスを立ち上げる
- 新ITシステムを導入する
- ある業務の具体的なプロセスを改善する
など、その目的が達成できるように、その実行を支援・代行することが、期待されていること。しかし、時には具体的な支援内容がまだ明確でない段階でクライアントと関わることもあります。
私たちビジネスプロフェッショナルにクライアントから声がかかるとき、経験上、そのニーズは大きく5つのカテゴリーに分かれると考えます。
- 問題解決(Problem Solving): 問題ある状況の原因特定、解決案の策定を支援して欲しい
- 機会創造(Opotunity Finding): これまで気づいていない、ビジネス成長の機会を見いだして欲しい
- 意思決定(Decision Making): いくつかの選択肢があり、最善策を選択する支援をして欲しい
- 実行計画(Planning): やるべきことは分かっているので、それを計画化して進めるための支援をして欲しい
- 実行支援・代行(Implementation): 計画を実行する支援して欲しい、あるいは代わりに実行して欲しい
具体的な形として支援を依頼される場合というのは、状況としては5の段階であることが多い。そうでない場合は、まず先方の真のニーズはどれなのかを見極めてから支援活動をスタートしないと、無駄に時間を費やし、最終的にクライアントからの満足も得られないという事態に陥ります。
ニーズは大きく5つのカテゴリーに分かれる(写真と本文は関係ありません)
- 社員は会社の仕組みを「間借り」している
あなたは何をもって会社から給料をもらっているか? このように聞かれて、うまく答えることができる人は少ないのでは。本コラムの著者・泉本行志さんによると……。
- 私たちの行動は何に支配されるのか?――『影響力の武器』
普段私たちがとる行動は、どのように決められているのだろうか。ロバート・B・チャルディーニ著『影響力の武器』では、相手から承諾を引き出す戦術を6つのカテゴリーに分類して、人間の行動心理学の原則をもとに解説している。
- 問題の分析をやめてみる解決法
問題が発生したら、まずその問題を分析し、根本原因を特定して、解決策を検討する、というのが普通のやり方。 しかし、問題に「人」の感情や価値観が絡みあう時は、分析すればするほど、わけが分からなくなることもありがち。そうした時にはどのように解決したらいいのだろうか。
- 「要するに」というのは、要注意!
会話をしていて「要するに○○でしょう」と言ってはいないだろうか? 逆に「要するに○○……」と聞くことも多いのでは。この「要するに……」たとえそれが要領を得ていても、“浅い聞き方”かもしれない。
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