クラウドサービスを提供するリスクモンスターは「金持ち企業ランキング」を発表した。決算書(2016年3月期決算以降)の記載に基づき算出したNetCash(ネットキャッシュ)※を比較したところ、1位は「ファナック」(ネットキャッシュ6866億円)であることが分かった。次いで「キヤノン」(6320億円)、「信越化学工業」(5838億円)と続いた。
以下、「任天堂」(5704億円)、「三菱自動車工業」(4262億円)、「SMC」(3634億円)、「日本航空」(3523億円)という結果に。
前回順位と比較すると「富士重工業」が大幅にランクアップ(3245位→9位)。ただ、同社は2年前に行った調査で45位にランクインしていた。「昨年の調査時には積極的な投資を行っていて、一時的にキャッシュが減少していた模様。今回は堅調な収益維持によって再びキャッシュを積み増しランクインした」(リスクモンスター)
15位の「キーエンス」(前回48位)も、昨年行った調査から大幅にランクアップ。このほか、16位「シマノ」(27位)、17位「バンダイナムコホールディングス」(28位)、18位「大正製薬ホールディングス」(26位)、20位「ヒロセ電機」(30位)も、前回から順位を上げた。
業種別にみると、どのような傾向があるのだろうか。機械器具製造業が最多の8社(ファナック、キヤノン、三菱自動車工業、SMC、富士重工業、パナソニック、シマノ、三菱電機)を占め、その他製造業8社(信越化学工業、任天堂、京セラ、ローム、富士フイルムホールディングス、キーエンス、バンダイナムコホールディングス、大正製薬ホールディングス)を加えると、上位20社のうち16社が製造業だった。
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