では、今回のファミマのFC契約はどうなのだろうか? 新旧の契約内容を比較してみよう。
比較には「2FC-N」という、土地建物と内装費用を本部が負担するタイプで、開店時においてはオーナーの出資金が一番低い契約のものを対象とする。
筆者が確認したところ、目立った変更点は以下の点だ。
旧契約: 年間360万円を超えた部分を本部負担
新契約: 年間360万円未満の90%を本部負担
年間360万円というと、ひと月当たり30万円の計算になる。筆者の経験で言うと、水光熱費が月額30万円を超えるのはかなり使っている印象だ。つまり、今までは本部側の負担はほとんどなかったと言えよう。
それに対し、新契約では360万円未満の90%を負担すると明記している。本部にとっては、今までにない経費が発生するのは確実である。
旧契約では全額店舗負担となっていたが、新契約では細かく分類されているものの、水光熱費と同様、本部にとっては新たな経費の負担となる。廃棄費用を本部が出すことで、深夜時間帯の品ぞろえ改善を目的としているようだ。
これにより、店舗の経費が月額60万〜100万円軽減されることに。オーナー店長にとってはうれしい契約内容と言えるだろう。
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