お金持ちがリスクを冒してでも買う「資産を秘めた種」とは銀座で学んだこと(4/4 ページ)

» 2016年08月16日 06時00分 公開
[桃谷優希ITmedia]
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ホステスが自分にお金をかける理由

 われわれホステスはこの業界に入るとき、オーナーやママ、お客さまから「自分にお金をかけなさい」と教えられます。それは、自分自身が「資産性のある種」だからです。

 先の不動産投資と同じく、ホステスは米を収穫する畑そのもの。質の良い米を収穫するために畑を耕し、至れり尽くせりの世話をしなくてはなりません。その流れがいったんできれば、後は定期的に米を収穫できるようになります。

 ホステスは、自分を磨くことでいいお客さまがついてくれることを分かっているので、服も食事も、常にいいモノを選ぶよう徹底しています。いつも大枚をはたいているので実入りがいいと思われがちですが、自己投資の一部としてお客さまにお年賀やお歳暮をお贈りしますから、実際、“お足”は早いです。しかし、収益物件の不動産と同様、きちんとメンテナンスをすることで安定した収入が得られるのです。


 世間では夏休みの旅行の計画を立てたり、ボーナスの支給があったりと日々のストレスから少しだけ解放される時期ではないでしょうか。まだ夏休みやシルバーウイークの過ごし方を決めていないようでしたら、自分の未開拓地を探して出向いてみてはいかがでしょうか。

桃谷優希氏のプロフィール:

 1988年10月16日大阪府生まれ。16歳のときに処女作『デリンタ(悪魔の子)と呼ばれた天使たち』(文芸社)でデビュー。このほか『国民の声』(文藝書房)に寄稿、『罪追人』(文藝書房)がある。

 京都ノートルダム女子大学卒業後、北新地のクラブへ。その後、銀座に移籍。銀座40周年の老舗「クラブセントポーリア」でナンバーワンの座を手にして、その後26歳の誕生日に某有名店のママに就任。2015年12月、銀座7丁目にクラブ「城」をオープン。


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