広島東洋カープ優勝による経済効果は331億4916万円――関西大学はこのほど、宮本勝浩名誉教授が計算した結果を明らかにした。
(1)球場に来場したファンにより増加した消費金額、(2)地元の百貨店や商店街での優勝セール、ファンの飲食などの消費額、(3)カープの放映権、監督・選手のマスコミメディア、座談会、サイン会などへの出演による収入増加額――などが「直接効果」として265億1933万円あると計算。
さらに、直接効果の原材料の売り上げを指す「1次波及効果」(50億3867万円)と、関連の企業などで働く人の所得増加分の消費を指す「2次波及効果」(15億9116万円)を合計した。
阪神タイガースなどが優勝した際の経済効果には及ばないものの、2013年に東北楽天ゴールデンイーグルスが初優勝した際の経済効果(230億円)よりも大きい。宮本名誉教授は「カープの本拠地『MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島』の収容人数がイーグルスの本拠地『Koboスタジアム宮城』よりも多いこと」や「カープの女性ファン「カープ女子」が急増したこと」――などを要因に挙げている。
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