今やITはビジネスにプライベートに不可欠なもの。特にスマートフォンやタブレット、ノートPCといったモバイル関連は、現代人にとって必須アイテムになりつつある。日常のニュースや何気ない雑談の中にも、モバイルの話題をすることも増えてきているはず。
本連載ではモバイルを中心とした気になる話題をライターの甲斐寿憲がメーカーや開発者、ユーザーに直撃取材をし「実際にどうなのか?」を検証を交えて紹介。今話題の人気の製品、気になるメーカーの動向を分かりやすく紐解いていく。ひょっとすると、そこに新たなビジネスチャンスのヒントが隠れているかもしれない。ぜひ、大人のITスキルの一貫として役立てていただきたい。
最近、「VR」のニュースに触れる機会が増えてきた。9月に開催された東京ゲームショウでも、VRブースにたくさんの人が集まるなど、賑(にぎ)わいをみせていた。
しかし、である。メディアや業界はVRを取り上げるケースが増えてきたが、世間の人たちはどこまでこの新しい技術を期待しているのだろうか。興味のない人にとっては「VRってなに?」といった感じだし、興味はあっても「毎日のように楽しんでいるよ」といった話を聞くことはほとんどない。このような状況の中で、各社はどのような動きをしているのか。現状を紹介しよう。
多くの人はVRといえば「立体ゲーム」を想像するだろう。今年の東京ゲームショウでもそれを裏付けるように多くのVRゲームが出品されていた。「Oculus Rift」「HTC Vive」「PlayStation VR」の登場で2016年は「VR元年」になるのでは? と期待を寄せる声も多い。実際、VRゲームが数多く展示され、多くのユーザーが体験していた。
ということは今後、ゲームの主流はVRになるのか。そんな疑問に、VRコンテンツなどを開発しているProduction I.G(プロダクション・アイジー)が答えてくれた。「ゲームが普及していくためには、もちろんキラーコンテンツが必要ですが、どこで販売できるかも重要でしょうね。PlayStation VRはPlayStation Storeで購入できますし、Google CardboardはAPP StoreやGoogle Playでダウンロードができるので、そういう点で有利でしょうね」
PlayStation VRは10月13日に発売されるが、予約が好調だという。ソニーストアでアクセス過多による障害が一時的に発生したり、量販店でも数日で初回予約分の受け付けが終了している。ゲーム業界ではこのPlayStation VRに大きな期待を寄せている。
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