メニューの中から「Ka Moo(カオカムー、豚足ご飯)」をオーダー。価格は商品10ドル、税0.88ドル、配送料4.99ドルの計15.87ドル。1人分の注文なので配送料が割高に感じられるが、複数個を頼んでいれば割安になる。
注文すると、すぐにレストランに連絡が行く。レストランが承諾すると、配達予定時刻が表示される仕組みだ。約30分で到着すると書いてある。
13分後に料理が完成すると、すぐさまパートナー配達員にバトンタッチ。GPSで配達員の現在位置が分かるため、今どの辺りにいるのかといった配達の様子はリアルタイムで確認できる。
……と、ここまでは順調に進んでいたが、トラブル発生。実は、GPSに任せていた住所入力が間違っており、違う場所に配達をお願いしてしまっていた。
慌てて配達員に連絡を取る。ユーザー登録の際に電話番号を入力しているため、メッセージ(SMS)か電話で連絡が取れる。正しい住所を伝え直したところ、すぐに「分かった」と連絡が返ってきた。
トラブルはあったものの、無事にホテルで配達員に会うことができた。料金はクレジットカード決済なので、商品の受け渡し時に金銭の授受は発生しない。
ちなみに本来ならチップは必要ないと公式のQ&Aにも書いてあるが、「住所が間違っていたためにグルグル回ってしまった。チップをもらうことはできる?」と言われたのでおわびとともに渡した。
注文から約40分、ホテルから出ることなくタイ料理をゲット! 夕飯を食べ損ねたすきっ腹に、タイ料理はおいしく染み渡った……。
海外出張でUberEATSを使う大きなメリットは、現金やクレジットカードのやりとりがないため、支払いのトラブルが発生しづらいこと。また、遅い時間でも治安を気にせずにバラエティ豊かな食事を楽しめることも海外ならではのポイントだ。女性1人で出張している身には非常に心強かった。
配車サービスUberは、米国ではバス、タクシー、電車といった交通インフラの1つとして定着しつつある。日本ではUberは規制やタクシー業界の反発を受けて広がっていないが、UberEATSの方は今のところ順調な滑り出しだ。現在のサービス提供は東京の一部地域に限られているが、対応地域が広がっていけば、日本のユーザーのみならず、訪日外国人旅行客の“食”を助けることにもつながるかもしれない。
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