アラフォーの鬼編集者に囲まれつつも、毎日必死で記事を書いている新人のスズキとアオヤギ。元高校球児で“史上最強の応援団長”の呼び名を持つスズキと、家にいるのが何よりも好きな女オタクのアオヤギ。平成生まれの2人が「最近気になること」に突撃していきます。連載バックナンバーはこちら。
青柳 海外出張に行ったとき、食事って悩みませんか?
鈴木 確かに。例えば米国だと、味の好みが合わなくて、食のホームシックになるという人もいるね。ハンバーガー、サンドイッチ、ピザ、パスタは最初はおいしいけど、だんだんと飽きてくるし……。「インスタントみそ汁を持っていく」という人もいたなあ。今度行く機会があったらどうしようかな。
青柳 フフフ……そこでオススメしたいサービスがあります。「UberEATS(ウーバーイーツ)」です。先日の米サンフランシスコ出張で使ったんですが、すごく便利だったんですよ。
鈴木 UberEATSって、この前日本にも上陸したサービスだよね。米国ではどれだけ流行っているんだろう。日本でも広がっていくのかな?
青柳 レポートします!
「UberEATS」は、配車アプリで有名なUber(ウーバー)が展開するフードデリバリーサービス。2015年1月にカナダでスタートし、サンフランシスコ、パリ、ロンドンと規模を拡大した。9月に東京の一部エリアに進出したばかりで、現在は8カ国34都市で展開している。
UberEATSの特徴は、提携レストラン側が配達員を用意しなくていいところにある。配達員はUberEATSとパートナー契約を結んでおり、ユーザーからの注文が入れば自動的に配達員を手配するのだ。配車サービスで磨いたノウハウを活用した出前サービスは、ユーザー、提携レストラン、パートナー配達員の3者にメリットがある――というアピールで広まっている。
日本でUberEATSが利用できるのは、渋谷区・港区エリアのみ。使用できる店舗も全部で150店舗にとどまる。では、いち早くサービスが始まっている海外では、どのように広がっているのだろうか。15年8月から開始しているサンフランシスコで実際に頼んでみた。
まずはアプリをインストールする。UberEATSのアカウントを作成し、氏名とクレジットカード情報を登録。これで準備は完了だ。一度情報を入力してしまえば、対応地域全てで設定を変更せずに利用できる。
お届け場所の入力は、住所の手入力でも、GPSでの自動入力でもOK。ただし、海外Wi-Fiを使っていて、なおかつ室内にいる場合、GPSは実際の位置情報とズレやすいので要注意だ。
注文できる料理のジャンルは、ハンバーガーやピザなどはもちろん、中国料理、タイ料理、メキシコ料理、インド料理、日本料理のほかにスイーツなど幅広い。表示される店舗は「注文から1時間以内に配達ができる店」に限られているようだが、数えてみると250店舗以上ある。サンフランシスコの一地域だけで、日本における参加店舗をはるかに上回っている。
アプリを起動したのは夜11時半。サンフランシスコの飲食店は日本と比べて閉まるのが比較的早いため、営業時間内の店舗は限られていた。それでもハンバーガーやピザを中心に20店舗は営業している。今回は「House of Thai」のタイ料理を注文することに決めた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング