電通国際情報サービスは11月9日、テクノロジーを活用して日本の伝統文化の魅力を国内外に発信するプロジェクト「日本の“まつり”RE-DESIGNプロジェクト」を始めると発表した。第1弾として、秋田県の「なまはげ」をテーマに映像作品を来年2月までに製作する。
日本の伝統文化の意義が現代人に理解されにくくなっている背景をふまえ、IoT(モノのインターネット)やVR(仮想現実)などの最新技術を用いて民俗行事や祝祭を分かりやすい形で映像化するという。2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、日本文化の魅力を国内外の人々に広く伝えるのが狙いだ。
第1弾では、国の重要無形文化財に指定されている秋田県男鹿市の伝統行事「男鹿のなまはげ」を選んだ。「怠け心をいさめる」「幼児へのしつけ」「コミュニティーの維持」「家族のきずなの醸成」──など、なまはげが持つさまざまな意味を再解釈し、現代の都市を舞台とした映像作品に落とし込むという。
映像制作は、日本文化とテクノロジーを組み合わせた作品づくりを行っているアーティストの市原えつこ氏が担当する。
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