赤文字系ファッションは、私が大学生だった1980年代前半はまだ少数派で大学のキャンパスでは目立っていた。その時代から徐々に広がり、今や当たり前になった。
青文字系ファッションも、ちょっと前まであまり見かけなかったが、1990年代には青文字系雑誌は創刊されていたし、青文字系ファッションも原宿を中心に徐々に広がっていた。だから青文字系ファッションは「原宿系」とも呼ばれる。そして2011年にきゃりーがデビューして一気にブレイク。いつの間にか青文字系ファッションが街を占拠するようになった。
ファッションのように、新しいものが普及するときの反応は、人によって違う。「新しいモノ大好き」という人もいれば、「ちゃんと見極めてから試したい」と考える人、さらには「これまでのモノが一番」という頑固な人もいる。これを新しいモノを受け入れる順に、5つのタイプに分類したのがイノベーター理論だ。
青文字系雑誌が出た1990年代から、原宿で青文字系ファッションをしていた女性はイノベーター。きゃりーがデビューしたころに青文字系ファッションをはじめた人はアーリーアドプター。そしていま、渋谷にいる青文字系ファッションの人たちはアーリーマジョリティだ。
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