――今回のZenFone 3シリーズはZenFone 2シリーズよりも各モデルの違いが分かりやすくなっていますね。ただ、カラーバリエーションはどのモデルも非常に似ていて、ZenFone 2シリーズのほうが多色展開でした。
レイレン氏: カラーバリエーションに関しては「赤が欲しい」という声が多いですね。ただ、赤はアルミ筐体や金属ボディーでは品質を均一に保って製品にするのが難しい。とはいえZenFone 2シリーズで赤が一番の人気カラーでしたし、復活させたい(して欲しい)と思っています。
――そのような日本のユーザーの声というのは、本社には届いているのでしょうか。グローバルメーカーの製品は「日本のマーケットは重視されていないのではないか」という声があります。例えばASUS JapanはZenFoneシリーズのファン向けに「Zenfan」というファンクラブを作ってユーザーとの交流会(ミーティング)なども開催されています。
シンシア氏: ZenFanは、もともと「多くの人にZenFone、ZenPadを触ってもらう」という本社からのミッションで始めた企画です。社内で「何か新しい方法で世に露出できないか」と議論し、そこで「ASUS製品専門のブロガーがいる」と話題になりました。「そういう人たちに会って、当社の製品について意見を聞こう」ということで始めました。台湾やインドには「ZenTalk」というユーザーコミュニティーがあって、その中のファンのことを「ZenFan」と呼んでいます。このサービスは日本ではまだスタートしていませんが、台湾やインドと同じようにファンのことを「ZenFan」と呼ばせていただいています。
――実際にZenFanやユーザーの意見を聞いて役立てているということですね。
シンシア氏: 日本市場でやっていくためには、やはり日本のユーザーの声が何より大事です。今はSNS(TwitterやFacebook)を使って募集をして、ZenFanに集まっていただいていますが、今後は一般に広く公開できるようにしていきたいと思っています。
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