――ASUSのSIMフリースマホの知名度を上げたのは「ZenFone 2」シリーズだと思うのですが、ZenFone 2が日本市場で受け入れられた要因をどう分析されていますか。
出浦氏: ZenFoneシリーズに共通するコンセプトは「誰もが感動できるワンランク上の贅沢」。コストパフォーマンスの高さや、「安かろう、悪かろう」ではない品質やパフォーマンスのほかに、ローカライズを大事にしていて、ATOKを搭載したり、VoLTEに対応したりしています。当社はPCやマザーボードなども手掛けていて、その技術力や経験などをスマホにも生かせているのではないでしょうか。
――ZenFone 2はラインアップが多いので一部のユーザーからは「混乱する」という声があります。
出浦氏: 人の数だけ目的やニーズが違うので、欲しいモノの定義は変わると思っています。例えばバッテリー容量の大きいZenFone Max、大容量のZenFone 3 Maxはラグジュアリーな製品として支持されているのでは。他にもセルフィー重視、メインカメラ性能重視といった製品で多様なニーズに対応していると思っています。
李嘉樂氏(以下レイレン氏): ZenFone 2のときは外見も素材も似ていたので混乱はあったかもしれません。ただ、ZenFone 3シリーズでは、それぞれの機種で差別化を図っています。例えばZenFone 3はガラスを背面に使用し、ZenFone 3 DeluxeやUltra、Laserもそれぞれデザインや素材を変えて同じように見えないようにしています。
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