ラジオ局が制作した番組などをネットを通じて好きな時に聴けるオンデマンド型の配信サービス「ラジオクラウド」が1月30日、スタートした。まずTBSラジオ、文化放送、ニッポン放送など11局が参加し、番組の一部などを無料公開した。
ラジオ局の放送と同時にストリーミング配信する「radiko」(ラジコ)と異なり、好きなコンテンツを好きな時間に聴くことができるのが特徴。ラジオ局は新たな収益源として活用を図っていく。
利用には無料のスマートフォンアプリ(iOS/Android)が必要。各局が公開している番組一覧からストリーミング再生できるほか、ダウンロードしてオフラインで楽しむこともできる。再生スピードを変えて聴くといったことも可能だ。
参加局は、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送と、毎日放送、ラジオ大阪、ラジオ関西、京都放送、ラジオ沖縄、ラジオNIKKEI、TOKYO FM、J-WAVE。
当初の配信コンテンツが充実しているTBSラジオは昨年、「TBSラジオクラウド」を自社サイトでもスタートしている。ラジオクラウドには、人気番組「JUNK」など35番組の一部音声を公開し、今後オリジナルコンテンツも増やしていくという。
開発は博報堂DYメディアパートナーズが担当し、3月から広告販売をスタートする。デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)のDMP(データマネジメントプラットフォーム)「AudienceOne」を活用し、リスナーの属性に応じた動画・音声広告のターゲティング配信が可能という。
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