2017年度に入社した新入社員のうち、「仕事よりプライベートを優先したい」と考える人は11年の調査開始以来最高の62.4%――マイナビが実施した新人の意識調査でこんな結果が出た。7年間の増加幅は約20ポイントに上る。
「残業はしたくない」と答えた新入社員は、前年比3.3ポイント増の28.9%だった。「業務終了後は、できれば会社以外の人と過ごしたい」は2.7ポイント増の81.2%。いずれも過去最高の数値となり、新人がプライベートを重視する傾向が強まっていることが分かった。
社会人生活に対して不安に感じている点は、「仕事をうまくこなせるか」が、1.2ポイント減の68.1%でトップ。「上司・先輩・同僚との人間関係」が5.1ポイント減の58.1%、「環境の変化に対応できるか」が0.1ポイント減の43.7%と続いた。
「私生活とのバランスがとれるか」は、3.5ポイント増の36.8%。前年からの伸び率が全項目の中で最も高く、新入社員がプライベートを重視する傾向にあることが裏付けられた。
社会人生活に対して期待している点は、「自分が成長できる」「収入が得られる」「新しいことに挑戦できる」などが多かった。
調査は、3月30日〜4月9日にかけて、マイナビが提供する新人研修に参加した2372人の新入社員を対象に実施した。
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