衝撃の「西友買収」から約1年 トライアルによる“店舗改造”で、どんな効果が出ているのか(1/3 ページ)

» 2026年06月29日 05時00分 公開
[山口伸ITmedia]

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著者プロフィール

山口伸

経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_


 2025年7月にトライアルホールディングス(HD)が西友を子会社化してから約1年が経過した。

 西友は西武グループを離れた後、米ウォルマート傘下を経て米ファンドのKKRの傘下に入った。かつてのGMS(総合スーパー)大手としての存在感が低下していたところ、九州地盤のトライアルHDがディスカウントストア業態で勢力を拡大し、西友を取り込んだ。

 トライアルは買収後、西友の店舗をリニューアルしたり、新業態への転換を進めたりしてきた。自社のPBや総菜の看板商品を供給し、値ごろ感のある商品も強化している。決算資料によると、こうした施策は業績にも影響を与えたという。買収から1年が経過した西友の変化を解説していく。

トライアル西友花小金井店(筆者撮影)

もともとリサイクルショップだったトライアル

 トライアルHDは福岡を拠点とする小売チェーンであり、2024年に東証グロース市場へと上場した。1974年にリサイクルショップとして誕生し、ディスカウントストアに参入したのは1992年だ。その後、2000年代から九州を中心に店舗網を拡大してきた。

 過去記事『一番人気の「かつ重」は300円未満! スーパー・トライアルが物価高時代に「安さ」で勝負できるワケ』で解説したように、トライアルは「メガセンター」「スーパーセンター」「smart」「小型店」の4業態を展開する。前者2つは食品と衣料品、生活雑貨などを扱うGMS業態で、smartは食品スーパー、小型店は小型スーパーだ。

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