アマゾンジャパン(Amazon.co.jp)が独自の配送網の構築を開始したと報じられた6月22日、東京23区内の当日配送を新たに請け負ったとされる「丸和運輸機関」(東証1部)の株価が急騰した。
同社の株価は、取引開始後すぐの午前9時27分に前日比695円高(+17.2%)の4735円を付け、年初来高値を更新した。その後はやや落ち着いたものの高値を維持し、終値は前日比200円高(+5.0%)の4240円だった。
これまで、アマゾンジャパンの当日配送はヤマト運輸が担っていたが、従業員の負担軽減を理由に撤退の意向を示していた。
当日配送を引き継いだとされる丸和運輸機関は、埼玉県吉川市に本社を置く中堅宅配会社。「桃太郎便」の愛称で親しまれる法人向け配送サービスなどを展開している。
同日付の日本経済新聞の報道によると、丸和運輸機関は既に軽貨物車を数百台用意。2017年度中に軽貨物車を1000台まで拡充する予定のほか、運転手も1000人規模まで増員する方針という。
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