ビジネスパーソンの75.6%が「ビジネスシーンでジーンズをはいてもいい」と考えている――ユニクロの調査でこうした結果が出た。「相手に親しみやすさや、クリエイティブな印象を与えられそう」「はくとリラックスできそう」と考える人が多かった。
就業規則が比較的厳しい傾向にある商社・保険会社・銀行などの従業員も、約6割が就業時のジーンズ着用に対して好意的だった。カラーは、ブラック(44.3%)やインディゴブルー(42.9%)などの濃い色が支持される傾向がみられた。
しかし、回答者の職場での服装を調べたところ、「実際に就業時にジーンズをはいている」と答えた人は24.4%にとどまった。
理由は「着てはいけないような雰囲気がある」(19.6%)、「取引先の目が気になる」(7.4%)、「同僚がはいていない」(4.0%)――などが挙がり、ユニクロは「ジーンズへの好意的な意見は“憧れ”であり、実際は着用を断念している人が多いようだ」とみている。
調査結果に対し、スタイリストの久野梨沙氏は「日本の職場ではしきたりや協調性が重視されてきたため、『自由』という記号を持つジーンズは『ビジネスではNG』というビリーフ(価値観)が広がったのだろう」とコメントしている。
調査は10月7〜9日にかけて、ネオマーケティングのアンケートサイト「アイリサーチ」のモニターに登録している20〜50代の男女1000人を対象に実施した。
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