書店チェーンの紀伊國屋書店は12月4日、2018年2月1日に「紀伊國屋書店 新宿本店」(東京都新宿区)の売り場をリニューアルすると発表した。2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向け増加が見込まれる海外客など利用者の利便性の向上を目指し、周辺や店内の各施設との連携を強化する。
7階の洋書売り場を、英文マンガや日本関連の英文書を展開する1階の売り場「Books on Japan」に統合。主なターゲットは海外からの観光客で、「洋書・洋雑誌をまとめ、好評の免税サービスとあわせてワンストップのショッピングを提供する」という。
また、8階の学習参考書・語学書を、7階の日本語テキスト・ELTコーナーに統合。「日本人・外国人を問わず、全ての人の学びを応援する売り場を作る」という。
演劇や映画の関連書は、周辺施設とのシナジーを生かす。7階の美術書・演劇関連書は、演劇ホール「紀伊國屋ホール」が位置する4階に移動し、紀伊國屋ホールの来場者が来やすい売り場を新設する。また、映画・音楽関連書は、映画館「新宿ピカデリー」に隣接する別館の「アドホックビル」に移転。DVD・CD売り場内で展開することで、映画を鑑賞した客や映像ソフトを購入する客が本を手に取りやすくする。
8階のイベントスペースは9階に移転。空いた8階フロアには、18年3月に音楽CD・レコードチェーンのディスクユニオンが店舗をオープンする。
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