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» 2017年12月12日 06時00分 公開

長浜淳之介のトレンドアンテナ:なぜスシローは「スイーツ」に力を入れるのか (3/5)

[長浜淳之介,ITmedia]

部署横断で「スイーツ好き社員」が開発

 アイドルタイムに学生を集客するために新設したカフェ部では、「おじさんが商品を決めるより、スイーツが本当に好きな人たちが開発した方が、より良い商品ができる」(水留社長)として、役職や部署を取り払い、通常業務とカフェ部の業務を両立させる方策を取った。商品部、営業、広報・宣伝などの部署が混交した6人ほどでカフェ部を構成している。

 カフェ部の村井友梨香部長は役職のない一般社員。「偉い人だけで組織をつくってしまうと、結局おじさんの意向が反映されてしまう」(同)と、新しい発想を生み出すためのに多様な人材で取り組んでいる。

 デビュー作の「グラニースミス監修 アップルパイ」は、ファンゴーが経営するアップルパイ専門店「グラニースミス」のエッセンスを味わえる期間限定商品だ。「グラニースミス」のカフェではアップルパイのカットを400円で提供しているが、スシローでは280円と安い。

 スシローでは2016年11月に、東京・代官山に本店を構えるパンケーキ専門店「ベリーファンシー」監修の「苺のふわとろパンケーキ」を期間限定で販売。売れ過ぎて、3日後には販売休止に追い込まれるほどの反響を呼んだ。翌12月には、「たっぷりマンゴーのふわとろパンケーキ」を第2弾として発売している。

photo 「苺のふわとろパンケーキ」

 代官山などに店舗を展開するハワイアンカフェ&ダイニング「アロハテーブル」監修の「ハワイアンフレンチトースト」を販売し、これも好評だった。

 東京の有名スイーツ店がスシローとコラボする理由としては、全国に店舗網を持つスシローを通して、商品の知名度を全国に浸透させて来店につなげたい意向がある。

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