パナソニックは3月19日、京都市で実施したアパート用宅配ボックスの実証実験で、再配達率が34%から15%に減少するなどの成果があったと発表した。
同実験では、同社製のアパート用宅配ボックス「COMBO-Maison(コンボ-メゾン)」を京都市内5箇所のアパート(計106世帯)と京都産業大学キャンパス内に設置。アンケートによる確認も行ったところ、再配達は43%から15%に減少し、CO2排出量削減や宅配事業者の業務時間削減につながったことがわかった。
京都市がスタートした「京(みやこ)の再配達を減らそうプロジェクト」で、パナソニックや京都産業大学、宅配事業者らが協力して実施した。
日本一学生が集中するという京都市で、再配達問題を学生に周知するとともに、その解決策の1つとして宅配ボックスを利用してもらえたことも成果だという。
宅配ボックスの利用モニターからはおおむね高評価を得たが、「大きい荷物が入るボックスがあるとうれしい」といった声もあった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング