博報堂は3月27日、仮想通貨に関する意識調査の結果を発表した。購入経験者は購入した時期で目的などが異なり、初期に購入した人は技術への関心が高く、最近買った人ほど投機目的の傾向が強かったという。
仮想通貨の購入経験があったのは1万人のうち466人(4.6%)。そのうち4割以上は2017年12月以降に買った直近購入層だった。
購入の動機は、初期購入層(2017年1月以前に購入)のトップは「ブロックチェーン技術や仮想通貨技術に興味をもったから 」(28.9%)だった。一方で、直近購入層(2017年12月以降に購入)の36.3%、中期購入層(2017年2〜12月に購入)の34.1%は「お金儲けがしたくなって」がトップだった。
保有金融資産平均額でみると、初期購入層は2845万円と、直近購入層の1095万円と中期購入層の1405万円を大きく上回った。
また、初期購入層の半数が仮想通貨を使った支払い経験があったのに対し、直近購入層の8割以上は支払い経験がなかった。
仮想通貨の購入動機や支払い経験の差などを踏まえると、直近購入層は他の層よりも仮想通貨を投資・投機の対象としてみている傾向が強いといえそうだ。
調査は2月7日〜13日に、18〜59歳の男女1万人を対象にインターネット上で実施した。
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