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» 2018年04月25日 06時00分 公開

「指混入」だけじゃない 幸楽苑が日高屋に負けた理由経営体質に差(3/4 ページ)

[昆清徳ITmedia]

日高屋が好調な理由

 日高屋の歴史は、ハイデイ日高の神田正会長が73年に中華料理「来々軒」をさいたま市大宮区に創業したことから始まる。さいたま市や都心部などに積極出店を繰り返し、02年に総店舗数が100店舗を突破。現在ではグループ全体で413店にまで増えた(18年2月期時点)。

photo 日高屋の戦略(出所:ハイデイ日高公式Webサイト)

 同社の決算資料によると、直営店舗のうち95%が駅前繁華街に立地している。1都5県の駅前一等地に集中出店するドミナント戦略を採用しており、首都圏以外にも幅広く展開する幸楽苑とは対照的だ。ドミナント戦略はセブン-イレブンが採用していることでも知られる。

 日高屋は最安値のラーメンが「中華そば」(390円)で、価格の面で幸楽苑に勝っている。中華そば、ギョーザ、生ビールを920円で提供しており、今流行のちょい飲み需要にもしっかりと応えている。

 メニュー数は幸楽苑と比べて多い。日高屋は「ラーメン」「定食」「居酒屋」という3つの業態を併せ持つ。飲食店の経営コンサルティングを手掛けるスリーウェルマネジメントの三ツ井創太郎社長は「通常、メニューが増えると店舗のオペレーションが煩雑になる。しかし、日高屋はお客をあまり待たせることなく提供できている」と分析する。

photo 定食や居酒屋のメニューも豊富にそろえる日高屋(出所:ハイデイ日高公式Webサイト)
photo 都内にある日高屋の店舗

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