“FGOのある生活”って、何?人気スマホゲーの名物プロデューサーが宣言(2/2 ページ)

» 2018年05月16日 15時20分 公開
[服部良祐ITmedia]
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「FGOがいかに生活の一部になるか」

 今もまさにゲームの世界観をリアルに展開するイベントを仕掛けている。今月にはミステリーを題材にしたリアルイベント「謎特異点1 ベーカー街からの脱出」(1はローマ数字)をスタート。同時にゲーム内でも連動して本格ミステリーのストーリーを展開。今夏にはアーケードゲームやボードゲーム化も予定している。

 ただ、塩川さんによるとこれは単純なマルチメディア展開ではないという。「FGOがいかに生活の一部になるか。いかにして遊んでくださる皆さんに、マスター(ユーザー扮する主人公)としての生活が充実するかを考えている」(塩川さん)。今回、新しい具体的な取り組みの発表はなかったが、塩川さんは「FGOのある生活をスマホの中でも外でも感じてもらいたい」と意気込む。

photo 積極的なメディア露出で話題を呼んできた塩川さん

 無数のタイトルがしのぎを削っているスマホゲームの世界。いつでもどこでも遊べるという特性から、ゲームの運営側はユーザーにいかに頻繁にログインしてもらい、長時間遊んでもらってユーザーを“占有”することで、ライバルのコンテンツと差を付けられるかかが重要になってくる。まさに単純なマルチメディア展開に留まらず、ユーザーが「いつでもどこでもFGOに触れられる」レベルにまで多種多様なコンテンツに広げていけるかが問われる。 

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