アメフト「悪質タックル問題」で日大学長が会見 2時間熱弁も真相見えず一問一答を詳報(2/5 ページ)

» 2018年05月25日 20時12分 公開
[濱口翔太郎ITmedia]

内田前監督と深く話したことはない

――学長が最後に内田前監督・井上コーチと会ったのはいつで、どんな様子だったか。

大塚学長: 23日の会見当日に会った。タックルをした選手の発言が全面的に正しくはないという発言をしていた。

――井上コーチは内田前監督の世話になっており、会見で真実を言いづらかったのではないか。

大塚学長: そこまで深く話したことはなく、分からない。

――井上コーチは辞意を表明していたが、今後の処遇はどうするのか。

大塚学長: 学生たちの気持ちを聞いてから判断したい。

photo 問題視されているタックルの場面

――学長という立場から、責任の取り方について内田前監督の意見を聞いたか。

大塚学長: 内田氏は辞任したいと話していたが、そこまで踏み込んだ話はしていない。警視庁による捜査が入る流れになっているので、そこ(処分)に私が意見を挟むことは現時点では差し控えたい。

――内田前監督に対し、何らかの指導をしたことはあるのか。

大塚学長: 特にはしていない。

――内田前監督に対して指示をできない立場にあったのか。

大塚学長: (記事に)そう書きたいのか。そんなことはない。

――学長自身は、内田前監督に怒りなどは感じていないのか。

大塚学長: 今までの彼に対するイメージと違うことは確か。どうしてしまったのだろう。彼が監督として追い込まれていたのだろうか。そういう部分まで踏み込んで話し合っていないので、理解できていない。騒動以前もすれ違ったときに数回あいさつする程度だった。

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