伊Lamborghiniは5月28日、オープントップの2シータースポーツカー「ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ・スパイダー」を国内初公開した。「ガヤルド」などの過去モデルから受け継いだ伝統的なデザインを採用しつつ、軽量化と高機能化を図った点が特徴。サーキットと公道の両方でも高いパフォーマンスを発揮できるという。
国内価格は3561万3532円で、18年6月以降の納車を予定する。
炭素繊維強化プラスチック「フォージドコンポジット」を採用し、重量は旧モデル「ウラカン・スパイダー」から35キロ軽い1507キロとなっている。
走行中にエアインテークから取り入れる風量を自動調整し、空力負荷の大きさを切り替える技術「エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ(ALA)」を取り入れ、高速走行時のコーナリングの安定感を高めた。
全ての車載電子機器の挙動をリアルタイムで管理し、ALAと連動して空力設定を調整する「ランボルギーニ・ピアッタフォルマ・イネルツィアーレ(LPI)」システムも備えた。
5.2リッターV型10気筒自然吸気エンジンは、最高出力8000rpm・640hpを発揮。0〜100キロ加速は3.1秒、最高時速は325キロ。カーボンセラミック製ディスクブレーキ、アルミニウム製ダブルウィッシュボーン式サスペンションなどで安全性・快適性も高めた。
トップは電動油圧式で、開閉に要する時間は17秒。走行時は時速50キロ以下の場合のみ開閉できる。ボディーサイズは4506(全長)×2236(全幅)×1180(全高)ミリ。
Lamborghiniでアジア太平洋地域の責任者を務めるマッテオ・オルテンツィ氏は「『ウラカン・ペルフォルマンテ・スパイダー』は全てが完璧な現代美術だ。当社は今後も他社が取り組んでいないことにチャレンジしていく」と強調。
イタリア駐日大使のジョルジョ・スタラーチェ氏も「芸術作品であるこの車を日本市場に送り出せることは、イタリアにとって大きな成果だ」と話した。
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