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» 2018年06月01日 17時50分 公開

これは本当にコンビニ?:狙いは肉食系男子? 「ドンキ化」したファミマに行ってみた (2/4)

[昆清徳,ITmedia]

ターゲットは肉食系男子?

 店内に入ってすぐ目に飛び込んできたのが、エナジー飲料のコーナーである。金や黒の缶がずらりと並ぶ。その横には、肌を露出した有名格闘家の姿と「筋トレで理想の自分をつくれ!」というキャッチコピーが印刷された男性用サプリがぶら下がっている。ドンキでは普通に売られてそうな商品も、ファミマの店内にあると強烈な違和感を覚える。一般的に「オラオラ系」「肉体労働系」と呼ばれるような男性を意識しているのだろうか。

 エナジー飲料コーナーの反対側には、イートインコーナーを撤去してつくったという、アルコールコーナーがある。通常の店舗より商品数が多く、大容量のウイスキーボトル、焼酎ボトル、6本パックの缶ビールなどが所狭しと並ぶ。アルコールコーナーのはずなのに、「王様ゲームトランプ」「罰ゲームトランプ」が陳列してあった。広報担当者は「これからワールドカップが始まるので、テレビを見る前に若者が店に立ち寄り、お酒やおつまみを買ってワイワイ楽しんでもらえたら」と話していたが、この店舗が狙っている「若者」というのは、みんなで飲んで騒ぐのが大好きな層なのだろう。

photo 男性向けのサプリとエナジー飲料が並ぶ

雑誌コーナーの存在感はない

 店内をぐるっと見渡してみると、雑誌コーナーの存在感がほとんどないことに気づいた。通常、雑誌コーナーは駐車場に面したところに置かれており、お客が立ち読みする様子が外から見えるようになっている。しかし、雑誌コーナーがあったであろう場所には、化粧品やマスクなどの日用品がずらりと並んでいる。セブン‐イレブンが店舗のリニューアルに際し、雑誌コーナーを縮小する戦略を打ち出しているが、その流れを踏まえたものかもしれない。

 そうざいや牛乳などを並べる棚、ペットボトルやビールなどが並ぶショーケースの品ぞろえや陳列方法は従来のファミマと大差ないが、アイスクリームコーナーには大きな違いがあった。商品や陳列方法は従来のファミマと同じように見えるが、「ドンキ価格」と「コンビニ価格」のアイスが混在しているのだ。ドンキ価格のアイスは「ガーナスティックブラック¥65(税込70円)」というドンキ流の派手なポップで紹介されている一方、何のポップもついていない明治の「チョコミントアイス」は140円(税込)だった。ファミマがこれまで通り仕入れる商品と、ファミマの店員がドンキに発注して納品される商品があるという。

 ちなみに、店舗の外には86円のカップ焼きそばがあったが、店内のカップ麺コーナーでは「一平ちゃん夜店の焼きそば」シリーズの商品が216円、ペヤングのカップ焼きそばが171円でそれぞれ販売されていた。

photo ドンキのポップがついたアイスは安く、それ以外のアイスはコンビニ価格

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