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» 2018年06月13日 07時00分 公開

ファミマのサンドイッチ、パンの「耳」に目を付けたら売れた訳食パンに練りこまれた秘密(2/2 ページ)

[服部良祐,ITmedia]
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地味な「耳」が消費者に与えたインパクト

 特に着目したのが食パンの耳特有の「香ばしさ」。これが最初の一口目で口の中に広がるように計算した。ただ、耳が全部あると食感はどうしても硬くなる。「耳を少し残してカットし、食パンの香ばしい味わいを残した」(担当者)

photo ファミマプレミアムサンド トマトソースとチキン

 そのため、工場では耳を半端に切るための専用の機械を使用。使った食パンそのものも一般的なものより耳が柔らかい専用品を選んだ。

 たいていのサンドイッチでは切り捨てられてしまう、地味な「耳」。しかし、「パンの耳という意外な部分で消費者に驚きを与えた点がヒットにつながったのでは」とみるのは流通アナリストの渡辺広明さん。

 「多くの人はパンの耳が硬いと思っている。しかし、柔らかめの耳が半端にパンについていたら、食感に驚きを感じられる。驚きがある商品は人の心に残るもの」(渡辺さん)

 毎月、膨大な数の商品が登場しては消えるコンビニの棚。定番品として消費者に愛されるには、一見気付きにくいニッチな工夫も大事なのかもしれない。ファミマプレミアムサンドは6月にリニューアルしてさらに拡販を図る。

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