SUBARU、新型「フォレスター」投入 主力モデルで国内立て直しへ事前受注は4000台超(2/3 ページ)

» 2018年06月20日 17時06分 公開
[加納由希絵ITmedia]

“顔認識”システムを初採用

 安全性能としては、ドライバーの顔を認識できる「ドライバーモニタリングシステム」を初採用。上級グレードのAdvanceに標準装備となる。

 あらかじめ運転する人の顔を登録しておくと、運転席に乗り込んだときに、インパネに内蔵されたカメラで顔を自動認識する。眠そうだったり、わき見運転をしたりすると、警告音を鳴らし、休憩を勧めたり注意喚起したりする。

 また、個人に合わせたシートポジションやミラーの角度を登録しておけば、乗り込んだときに自動で調整してくれる。5人まで登録が可能だ。

photo ドライバーの顔を認識する「ドライバーモニタリングシステム」
photo 居眠りやわき見を検知して警告する

 希望小売価格は、Advanceが309万9600円(税込)、他のグレードが280万8000円〜302万4000円(同)。

 中村専務執行役員は「会社としての質を高めて、信頼を取り戻したい」と繰り返した。国内に限らず、世界の主力車種であるフォレスターの取り組みが、その行方を左右する一手になりそうだ。

photo 新型「フォレスター」を発表した次期社長の中村知美専務執行役員

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