18年路線価、全国平均+0.7%に伸び拡大 上昇は3年連続沖縄県が最も高い伸び

» 2018年07月02日 14時17分 公開
[ロイター]
photo 7月2日、国税庁が発表した2018年分の路線価(1月1日時点)は、全国平均で前年比0.7%上昇となり、17年の同0.4%上昇から伸び率が拡大した。写真は都内で2016年7月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 2日 ロイター] - 国税庁が2日発表した2018年分の路線価(1月1日時点)は、全国平均で前年比0.7%上昇となり、17年の同0.4%上昇から伸び率が拡大した。前年比でのプラスは3年連続。

47都道府県のうち、前年比で上昇したのは18都道府県で、昨年の13都道府県から増加した。特に沖縄県は同5.0%上昇と全国で最も高い伸びとなった。一方、下落は29県で、昨年の32県から減少した。

沖縄県に次いで上昇率が高かったのは東京都の同4.0%上昇、宮城県の同3.7%上昇の順。福岡県(同2.6%上昇)、京都府(同2.2%上昇)も2%を上回る上昇率となった。

都道府県庁所在地の最高路線価をみると、上昇は33都市と前年の27都市から拡大。下落は水戸市のみで、前年の3都市から減少した。横ばいは13都市。路線価のトップは引き続き東京都中央区の銀座中央通りで、1平方メートル当たりで4432万円だった。

= 都道府県庁所在地都市の最高路線価 =

= 1平方メートルあたり、単位万円、カッコ内は前年比上昇率 =

1:東京都中央区銀座5丁目 銀座中央通り         4432(9.9%)

2:大阪市北区角田町 御堂筋               1256(6.8%)

3:横浜市西区南幸1丁目 横浜駅西口バスターミナル前通り 1024(13.3%)

4:名古屋市中村区名駅1丁目 名駅通り          1000(13.6%)

5:福岡市中央区天神2丁目 渡辺通り            700(11.1%)

(伊藤純夫)

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