最も服装の自由度が低かったのがセブン&アイ・ホールディングス(HD)だ。広報担当者によると、男性社員は基本的にネクタイと背広を着用するよう決められている(クールビズの期間は除く)。女性社員については、スーツを着用する必要はないが「基本的にビジネススタイルに沿ったもの」(広報担当者)という。
小売業界においてクールビズは幅広い企業に浸透してきているが、ユニー・ファミマHDのように「服装自由」を明確に打ち出したのは珍しいケースといえる。コンビニ全体でみると、成長が踊り場を迎えており、これまでの常識を打ち破るようなアイデアがますます求められてきている。同社が服装自由化を打ち出したのは、働き方改革を推進するためだけでなく、厳しい状況を乗り越えるような意識改革を求めているからでもあるのだろう。
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